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「社会人への発射準備」

H.M

東京大学 教養学部総合社会科学分科国際関係論コース➝中央官庁

プロフェッショナル直伝の講義に魅力を感じ、力試しのつもりで参加を決意

 私は大学4年生でidentity academyに参加しました。2期生の中では最年長でしたが、優秀な後輩学生に囲まれ大変刺激的な3か月間でした。タイトルの「発射準備」は、来年から社会人として社会に出る私にとって、identity academyでの学びがロケットの発射準備と同様に打ち上げの成功にとって不可欠で重要だったという思いからつけました。

私は1年生の時から投資をしており、金融分野の知識についてはある程度自信がありました。identity academyでは金融業界の最前線で長年活躍されてきた理事の方々から直接に金融リテラシ―を学べる点に魅力を感じ、自分の今までの学習・経験の腕試しのつもりで参加しました。identity academyでは金融市場や企業分析、リスクやボラティリティといった概念、ポートフォリオについて理論だけでなく実際の企業買収の事例を使ったグループワークや実際にポートフォリオを組んで運用するなど、実践的な学びの機会を得ることができ大変有意義でした。実務経験豊富な理事の方々からの解説やグループワークへのコメントは大変勉強になりました。

 

リスクマネジメント思考の深化

 私は大学で国際関係論を専攻しています。グローバル化した現代社会では金融、経済、エネルギー、気候、感染症などの様々なリスクに伴う危機があっという間に世界中に波及します。このような社会においては、潜在的なリスクを事前に察知しそれへの対策を講じる能力が極めて重要だと思います。そういった思いから、identity academyで自分のリスクマネジメントの考え方を深化させたいと思いました。identity academyでは、理事の方がFacebookのグループに投稿してくださる新聞記事の解説や、金融・ビジネスの最前線で活躍される様々なゲストの方々の発言から、一つの事象に対して様々な視点からリスクを見出し、そこから想定されるシナリオを考える視座を獲得することができました。また、定量的・定性的なデータだけでなく、人や集団の心理の動向もリスクを構成する要素であるということを学べたことはとても大きかったです。

 

大きな宝は「人とのつながり」と「主観と客観を行き来する意思決定」

 私がidentity academyを通じて得たものは非常に多くあります。中でも、「人とのつながり」と「主観と客観を行き来する意思決定」は自分にとって大きな宝となっています。前者については、様々な分野で力のある学生、実務経験豊富で社会の第一線で活躍される理事・ゲストの方々とつながることができたことです。2期を卒業した今、2期の同期たちが将来色々な分野で活躍するのが楽しみです。今後も彼らと仕事やプライベートで関り、お互いに学びや刺激を受けたいと思います。また、理事やゲストの方々も人生の師として今後も様々な場面で助言をいただきたいと思います。後者については、自分はidentity academyに入るまでは客観的な数値・データに基づいて意思決定することが最善だと思っていました。しかし、identity academyを通じて、世の中の多くのことには客観性だけでは拭い去れない不確実性があること、そして意思決定において客観に主観を加える重要性を学びました。この主観と客観を結合させる意思決定の在り方は自分にとって目からうろこでした。仕事、キャリア選択、結婚、住居などで重要な意思決定をする社会人になる前にこの意思決定の方法論を学べたことはとても有意義でした。私は若輩なので理事やゲストの方々がおっしゃった深い言葉の意味をすべて理解できたわけではありません。しかし、今後人生を生きていく中でそれら言葉の意味に気が付くときが来るように思います。理事や講師の方々からもらった言葉を自分の中で熟成させ、今後の人生を通じてその味わいを引き出していきたいと思います。また、その過程で自分の経験や考えを加えて、やがては次の世代につないでいきたいとも思っています。

 まだまだ沢山書きたいことがありますが紙片の都合でこの辺で。皆さんもidentity academyを通じて僕と同じ、あるいはあなた独自の学びを沢山得ると思います。この続きは是非identity academyに参加して自分の目で確かめてください!

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