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自分の世界が拡張した4カ月

佐野志仁

九州大学法学部 → 日系総合電機メーカー

地方では得られない圧倒的な刺激

私は自分の手で自分のキャリアをコントロールしていくためにリスクマネジメントの思考を学びたいと感じ、identity academyへの参加を決めました。22年間、ずっと九州に住んでいた私にとってidentity academyはとても刺激的な環境で、九州にいたままでは他大学との接点も限定的だったので、多様な価値観に触れる機会がそもそもありませんでした。しかし、代表の森山さんや理事、登壇者の方々は九州を飛び出さなければ出会えないような方々ばかりで、毎回の講義は刺激に溢れていました。また、同じ3期生のメンバーも大学やバックグラウンドを見ても、多様性に富んだメンバーばかりでした。identity academyに参加したことで、地方にいるままでは得られなかったであろう経験やネットワークを得ることができ、自分の世界が拡張していく感覚がありました。私はオンラインの参加でしたが、特に壁を感じることなくスムーズに参加できたので運営をしてくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

新たな領域への興味

大学では法学を学んでいましたが、あまり興味が持てず学ぶことに対して苦手意識を持っていました。しかし、そんな私でもidentity academyへの参加を通して、金融やデザイン思考といった今まで関心がなかった新たな領域へ興味を持つようになりました。これは、ありきたりな情報や小難しい知識ばかりではなく、ビジネスの最前線で活躍している方々の生きた知識や本質的な情報を学ぶことができたからです。例えば、これまでは株式投資はテクニカルなお金儲けというイメージがありましたが、講義を通して「会社の将来へ投資する」という考えを持つようになりました。そして、講師の方々のお話の中で使う言葉は違っても共通している考え方などもあり、非常に面白かったです。さらに、identity academyで得たものは実社会との結びつきが強く、「意思決定の際にはその事象が可逆か不可逆かを考える」というようなことは一生役立つものだと感じています。地方でなくとも、金融界や実業界のトップランナーに出会える機会は稀有なのでidentity academyだからこそ得られた経験でした。特に講師の方々の話は今まで知らなかった世界の話が多く、生き生きと話をされている姿に憧れに近いものを感じ、自身のキャリア観も大きく変化していきました。ファーストキャリアはすでに決めていましたが、今後のキャリアをどうデザインしていくかのヒントにもなり、今後も金融とデザイン思考の学びを続けていこうと思っています。

ダイバーシティ・インクルージョンのある世界

私は金融に関する知識は0からの参加でしたが、identity academyには金融に詳しい人もいて多様なバックグラウンドを持った人がいました。長期インターンやNPO法人、社会人として働いた経験などがありましたが、どこも多様性に富んでいたコミュニティで、このように多様性に富んでいるだけのコミュニティはたくさんありました。しかし、そこでは違いは違いでしかありませんでした。実際に多くのコミュニティに属してきたからこそ、「インクルージョン」のあるコミュニティは少ないと感じています。そして、identity academyは、ただ単にダイバーシティに富んだメンバーが集まっているだけではなく、その違いや差異を認め、相互に刺激しあい高め合っていけるような雰囲気が醸成されていると感じました。例えば、新規事業を考えるワークでは、各々の課題感が全く違うものでしたが、この着眼点の違いから新たな切り口で新規事業を作ることができました。そして、毎回のグループワークを通して多くの刺激をもらうことができ、講師の方への質問の着眼点も自分にはないものばかりで非常におもしろかったです。代表の森山さんや理事の方々も含め、ジェネレーション・ダイバーシティもある環境で、ダイバーシティ・インクルージョンがあるコミュニティはなかなか存在しないと思います。

リスクを上手に取って攻めの決断を

identity academyで学ぶ前はどちらかというと感覚的・保守的な意思決定が多い方でした。それが一概に悪いとは思っていませんでしたが、今後自分の手で自分のキャリアをコントロールしていくためには、根拠のある決断やリスクをとった攻めの決断が必要だと感じていました。ただ、リスクを取ったから相応のリターンがあるというわけではなく、リスクとリターンは意外と非対称であることが多いことや、意思決定の際には事象が可逆か不可逆かを見極めること、感覚を数値化して判断することなど「意思決定の際に大事なリスクマネジメントの思考」を学ぶことができました。なお、今まで直感に従った意思決定が多かったのですが、直感は論理の飛躍だと思っているので、なんとなくで物事を決めることを悪いことだとは思っていませんでした。しかし、identity academyで学んでからは、あらゆる情報の中から事実を見極め、事実から客観的な論理を構築する重要性を感じました。まだ頭で理解しているだけなので、これから行動まで落とし込んでいきリスクを上手に取って攻めの決断をできるようになりたいと思っています。最後に、identity academyへの参加を迷っている人がいたらぜひ参加してみてほしいと背中を押したいです。identity academyこそリスクとリターンが非対称な最たる例だと思います。

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